プリシッチ、チェルシーへ
プリシッチ、チェルシーへ移籍。
親愛なるボルシアへ
この世界的なクラブにお別れを告げるのは寂しいものがある。
新鮮で、興奮し、そしてとても緊張しながら、また多くの期待を胸に16歳でハーシーというアメリカにある小さな街からドルトムントに加入したのが昨日のことのように感じるよ。
ドイツに着いた時、先の事はまだ何も分からなかった。
けど、直ぐにドルトムントのユースを見つけた。
自分にとって本当に最高の選択だったよ。
ドルトムントに来なかったら、自分を信頼してチャンスをくれなかったら、今の自分はありえないよ。
ヴェスファーレンで黒と黄色のユニフォームを着ることは、名誉なことだし、ずっと夢だった。
数え切れない程の記憶に残る瞬間が蘇ってくる。
20歳を前にして多くの経験が出来た。今でも偶に夢のような瞬間を思い出す。
私に関わってくれた方々、チャンスを与えてくれた全ての指導者に感謝したい。
そして、僕のチームメイトへ。
チームメイトは、まだ若い自分に、経験を教えてくれ、僕が成長できるように、それだけで無く、プロサッカー選手としても私を支えてくれた。
支えてもらって心から感謝している。
僕達の素晴らしいファンへ
ヴェスファーレンで一緒に戦えて誇りに思う。
そして
貴方達がどんなに選手の支えになっているかを肌で体感した。
サポーターになってからサポート出来るようになれて、とても光栄に思う。
あなた達ファンは、僕をドルトムントの一員として向かい入れてくれた。
ありがとう。
ヴァツケCEOとツォルクさんにも感謝を述べたい。
公正に扱ってくれた、プロとしてのマナーを教えてくれた、そして僕がクラブで成功できる様にしてくれた。
これは僕にとってとても大切なことだった。
だから、みんなの為にウィンウィンの関係を築いてくれて感謝したい。
2019年の夏、イングランドのプレミアリーグで新しい挑戦をする為にチェルシーに移籍する。
チェルシーの様な伝統的なクラブと契約出来て光栄に思う。
ワールドクラスの選手のいるチームに貢献する為にハードワークする事を楽しみにしている。
サッリ監督とコーチ陣と働くことも楽しみだ。
しかし、これからの6ヶ月間はドルトムントが全てだ。
今シーズンの最後の試合が終わるその瞬間まで
僕の情熱、意思は変わらないし、直ぐ110パーセントチームにコミットすると誓うよ。
私達選手は、私達みんな(選手、関係者、ファン)の年だと思っている。
私達選手は、全ての試合で最善を尽くすことを誓うよ。
Heja BVB!(共に優勝しよう!これからもドルトムントに幸あれ!)
クリスティアン・プリシッチ #22
ソース:プリシッチ
感慨深い。この文章を訳してて泣きそうだ。
彼は当時、サポーターの期待を背に
パスラックと共に下部組織から上がってきた。
初めの1.2年は
同じ時期に加入したデンベレの陰に隠れてずっと思うようにスタメンになれずに苦しんでいた。
しかし、
するとすぐに才能を開花させた。
当時、チームを救ってくれたのはプリシッチだった。
チームの状況が最悪でも彼はいつも圧倒的なドリブルとスピードを持ってチームを上へと押し上げてくれた。
何度も彼のプレーに感動したし、助けられた。
自己中なプレーでロストも多かったけど。笑
それ以上に圧倒的な才能があった。
今シーズンに入って
サンチョの予想外の成長に押され、チャンスがもらえずにいた。
またチームとしても連動性に重きを置いていたこともあり、
プリシッチより周りを活かせるサンチョがスタメンになったのだ思う。
これからは、サッカーの本場プレミアリーグ、チェルシーでのプレー。
ウィリアン、ペドロ、アザールとのポジション争い。
頑張ってほしい。圧倒的な才能を更に開花させてほしい。
スタメンをもぎ取ってほしい。
プレミアリーグの速いサッカーなら間違い無く活躍出来る。
まだ、後6ヶ月ある。
絶対にシャーレを取って
最高の状況で送り出してあげたい。
Heja Pulisic!